糸的にいとをかし

内向型大学生の糸が執筆するブログです。「いとをかし」つまり僕が個人的に面白いとか興味深いと思ったことを気ままに投稿します。

【卒論】行きたくないけど…。卒論発表の乗り切り方

 ども。今や完全に引きニートの糸です。

 

 卒論も終わって、卒業を待つばかりとなっていますが大変でした。

 

 僕の卒論の体験談は以下に記してます。

 

itoteki.hatenadiary.com

  ですが、もっと大変だったのは「卒論発表」。

 

 緊張しいで、人前で話すのが苦手な僕には拷問でした。

 

 前日とかは、行きたくないとずーーーっと思っていましたね。

 

 僕の発表した場は、学部全体の発表会ではなく、一部のゼミ生が合同で行う小さな発表会でしたが、そんなのでもキツい。

 

 さらにギリギリまで卒論作成をしていたので準備の時間も少なくよりキツい。

 

 しかし、休んだら学部全体の発表会で発表するという罰ゲーム名誉が待っています。それだけは何としても回避しなくてはならない。

 

 というわけで、きちんと発表会に行き、15分間耐え抜きました。

 

 その時の乗り切った方法を記したいと思います。

複雑なプレゼンのスライドのイラスト

 

話すことをざっくりと決める

 まずはここがベースです。パワポ作りも時間配分もここで大きく決定します。

 

 話すことを細かく決定する必要はありません。ざっくりでOKです。

 

 構成としては、

 

 背景 → 目的 → 研究(対象・方法) → 結果 → 考察 → 参考文献

 

 の流れとします。

 

 そして論文の中で、自分が伝えたいことを抽出していきます。

 

 全てを話そうとするのは不可能です。吟味していきましょう。

パワポを作る

  発表の際にはパワポが必要になることがほとんどです。ポスター発表のパターンもありますが、僕はパワポの作り方を紹介します。

 

 基本的に論文に沿って作っていくのですが、上でも示した通り項目は6つで充分だと思います。

 

 背景 → 目的 → 研究(対象・方法) → 結果 → 考察 → 参考文献

 

 そして、見やすいパワポの作り方のポイントは、

 

① 色は3色以内に抑える

② 背景は白かライトグレー

③ 図や表は大きく

 

  目指すは「シンプル」のみ。余計なものをいろいろ足すと自分の伝えたいことが相手にうまく示せません。

 

 伝えることだけに注力しましょう。

 

発表時間ギリギリまでしゃべる

  いよいよ本番。発表時間は異なることもありますが、だいたい10分間+質問5分というパターンが多いようです。僕もそうでした。

 

 発表会において最も大切なことは「時間を守ること」です。

 

 自分以外にも発表者はいます。そんな中で、長く発表してスケジュールを乱すようなことがあってはなりません。短い分には問題ありません。

 

 しかし、短いと質問の時間が長く取られることがあります。

 

 実は1番苦しいのは質問の時間だったりするので、できるだけ短くしたい。

 

 つまりは、発表時間10分ギリギリを攻められるかがカギになってきます。

 

 僕は10分ギリギリまで話せたので、被害は最小限におさめることができましたが、他の発表者の中には、かなり質問されている方もいました。

 

 なので、なるべく10分間話せるよう少しは練習しておくと良いでしょう。

 

 まぁ、僕の場合は話していたらなんかまとまらなくって、終わってみたら10分だったんですけどね。笑

 

質問に耐える

  さあ。最大の難所。質問タイムです。

 

 これさえ乗り切れば終わりです。呪縛から解放されます。

 

 質問に耐えるために、備えなしで挑むのは無謀です。ある程度の準備は必要になります。

 

 想定される質問に対する答えを用意しておきましょう。自分の発表内容から説明が不足していると思われる部分に対してはだいたい質問が飛んできます。

 

 発表時間をギリギリまでできていれば、2~3個の質問に答えている内に時間が来ます。

 

 がんばってください。

最後に

 大学生が4年間で学んだことを示す卒論発表。

 

 気負いすぎることはないと思います。

 

 もし、うまく発表できなくてもちょっと恥をかくだけです。

 

 単位がもらえないということはほぼないでしょう。

 

 リラックスして、当たって砕けて下さい。笑

【卒論】スケジューリングを完全にミスった話

 ども。先日卒論発表を終え、大学生活がほとんど終了した糸です。

 

 大変だろうなとは思っていましたが、やっぱり大変でした。

 

 主に大変だった原因は、スケジューリングのミスですね。

 

 ちょっとなめていたというか、「なんとかなるだろう」という慢心があったといえばありました。

 

 これから卒論を書くこととなる方の参考もとい、反面教師となるようここに残しておこうと思います。

 

 かなりぎりぎりのスケジューリングなので注意して下さい。笑

 

(筆者の卒論締め切りは1月中旬でした。)

卒業論文のイラスト(束)

 

~3年3月

  4年になる前に、そもそも卒論を書くのかどうかを決めておく必要があります。

 

 大学によっては卒論を書かなくては卒業できなかったり、ゼミに入ったら必ず卒論を書く必要がある場合がありますが、僕の大学では卒論を書かなくても単位が取れていれば卒業できますし、ゼミに入っても卒論を書かずに卒業する学生はたくさんいます。

 

  そのへんは各自確認を。

 

 僕の場合はゼミに入った時点で卒論を書くと心に決めていたので、迷いませんでした。なんならテーマを何にするかも考え初めていました。(おそらく一般的にはこれでも遅いぐらい)

 

4~5月

 テーマ決めにあたって論文をいくつか読んでいたのですが、僕はここでまず失敗します。それは「読んだ論文を記録していなかったこと」です。

 

 後々、参考文献とする論文は必要になります。それも考えずにただただ閲覧していただけと思うとかなりコイツはバカです。

 

 全ての文献を記録する必要はないと思いますが、せめて自分が面白そうとか、興味を持ったものはメモるなり、リーディングリストに入れるなりをおすすめします。

 

 ついでに文献の検索方法ですが、やはり大学の図書館は優秀です。また、個人的に“GoogleScalar”をおすすめします。

https://scholar.google.com/schhp?hl=en-US

 

 僕はだいたいの論文をここで見つけ出して読んだり、Web上で読めないものはそのデータを元に図書館に行きました。

 

 そこからテーマを決定するのですが、なるべく狭くて具体的なテーマが良いと思います。言っても卒論を書くのは我々学生です。壮大なテーマを掲げても手に負えません。

 

6~8月

 この時期には主に仮実験を行っていました。いわば、本番のための練習です。

 

 僕の場合、仮実験の段階ではフィールドワークだったので、回数が限られた中で行われたのですが、失敗が続きました。

 

 この時期で実験法は完全に固めておかなくてはならなかったなぁと今更ながら反省しております。後で、エラい目に遭います。笑

 

 まぁ、実験に失敗はつきものですから、実際にやってみなくてはわからないことはたくさんあります。手を動かして、回数を重ねることが大切です。

 

9~10月

 さて、いよいよ本番という本実験の時期です。そして、エラい目に遭った時期です。

 

 結論から申しますと、実験失敗。

 

 仮実験で改善したはずの方法が上手くいかず、結局データはほぼ取れず。

 

 これは完全になんとかなるだろうという慢心が招いた結果です。

 

 しかし、嘆いていても卒論は終わらないので、別の方法を取ろうと考え、準備を始めました。

 

 ここでの切り替えは良かったと思います。もうしばらくあの実験法に執着していたら終わらなかった、というか別の意味で終わっていたのかもしれません。

 

11~12月

 別の実験法の採用を決め、本実験第二弾を始めました。

 

 第二の方法ではかんたんにデータが集まりましたが、方法がアナログで時間がかかりました。しかも、卒論そのものの方向性も少し変えなくてはなりませんでした。

 

 でも、それで行くしか間に合わないような状況でした。遅くとも12月には執筆を開始しなくては。

 

 そして、なんとかデータを取り、分析を終え、執筆に移ることができました。

 

 執筆は、「よくわかる卒論の書き方」というどストレートな本を参考に書いて行きました。

 

 

 

 この本、卒論の書き方だけでなく、大学院入試についてや、関係各所へのお礼の仕方なども載っているのでおすすめです。

 

 書くにあたって最も大切なことはルールを守ることです。

 

 卒論は形式に正しく則って書けば、卒論になります。どんなに内容がしょぼくても卒論は卒論です。

 

1月

 さあ、新年明けていよいよラストスパートというところまできました。

 

 が、ここであることに気づきます。

 

 「抄録と卒論発表のスライド作ってねぇ…」

 

 抄録は卒論提出日と同じ。卒論発表はその翌日でした。

 

 やばいと思った僕は、提出日前日に卒論を終わらせ、提出日に抄録を書き上げ、その2つを提出した後、家でスライドを作りました。

 

 ここまで来ればもう安心。後は発表の場で恥をさらすだけです。笑

 

 そうはいってもやはり緊張はします。小さな発表会とはいえ、人前で話すのが苦手ですし、それを乗り切ってもどんな質問が飛んでくるのかとか、不安で心臓が口からまろび出るような気分だなぁ、と雷の呼吸的考えにいたっていました。

 

 発表当日の様子についてはまた別に書こうと思います。

 

最後に

 怒濤の一年間でした。

 

 出来はいまいちでしたが、そうはいっても大変な思いをしたので達成感はありました。

 

 卒論を書く機会があるのなら、ぜひ書くとこをおすすめします。

 

 これは、「大変な思いしたんだから、おまえらもやれ」というあれではなく、答えのわかっていないことの答えを見つけようとすることはなかなかできないことだからです。

 

 研究や実験には時間もお金も機材も必要になります。大学を卒業してからやろうとするのは難しいことです。しかし、大学にはその環境があります。

 

 また、卒論は自分が大学の4年間で学んだことのひとつの証になります。それがあるだけで少し誇りに思えるでしょう。

 

 

 最後に反面教師としてアドバイスを、

 

① 教授と早めの相談

 

② 自ら積極的に行動

 

③ とにかくやってみる

【体験記】大学院入試の面接の形式・内容について

 ども。先日、無事に大学院に合格した糸です。

 

 不安からくるストレスでどうにかなりそうでしたが、ホッとしております。

 

 特に、面接試験は緊張しましたね。手汗がすごかった(苦笑)。

 

 というわけで、大学院入試においてほぼ必修となってくる面接試験について僕の体験記を書いていこうと思います。あくまで、僕個人の体験記なので参考程度に読んでください。

 1対1の面接のイラスト(男性)

形式

 面接の前に英語の筆記試験を受けた僕は、指定の受験者控え室に行きました。

 

 他の受験生たちとともに待ち、順番が来ると一人ずつ呼び出され、試験室に案内されました。

 

 部屋に入ると面接官(教授等)が3人いて、対面に座るよう言われました。

 

 一般的な個人面接でした。大学院によっては集団面接やグループディスカッションを行うところもあるようですが、今回は個人面接でした。

 

 時間は一人当たり15分~30分くらい。僕は約25分でした。長かった汗。長くなった原因は後述します。

 

質問内容

 質問内容は大きく分けて4つに分類されます。

 

 ① 志望動機

 ② 研究計画書の内容及び大学院での勉強について

 ③ 大学時代に取り組んだこと

 ④ 将来設計

 

①志望動機

 志望動機はこちらのやる気を見られるのでしょう。

 

 大学院からすればきちんと論文を書くことができ、修了できる学生が欲しいのですから、やる気を示す必要があります。

 

 また、この大学院でなければならないということも主張しなくてはなりません。

 

 僕は大学での講義や学校外での経験、卒業論文などをからめてアピールしました。

 

②研究計画書の内容及び大学院での勉強について

 ここが一番つっこまれましたね。今思い出しても…。

 

 上述しましたが、やはりきちんと論文を書けるかがポイントなので、その計画性が問われます。

 

 まずはきちんと研究計画書を書き、そのあとは面接の時まで読み込みましょう。

 

 僕の場合は質問が二週しました(苦笑)。甘かったんでしょうね。

 

③大学時代に取り組んだこと

 これは①とも繋がりますが、主に学外での経験や大学で学んだことが活きた場面はあるかなど聞かれました。

 

 趣味やサッカーの審判活動と絡めて説明した記憶があります。正直途中から何言ってるかわからない状態でした笑。

 

④将来設計

 将来については具体的な進路を考えておいた方がいいです。僕はかなりつっこまれました。

 

 さらに進学するならそのように言いましょう。中途半端になるとつっこまれます笑。

 

 

 ここまで書けばわかりますが、時間がかかった原因はつっこまれまくったことです。

 

 まあ、正直なところ、準備不足であったことは否めません。

 

最後に

 僕は、無事に合格できましたが、完璧な準備不足でした。

 

 だから言います。きちんと準備はしましょう。←当たり前

 

 研究計画書の作り込み・読み込み、志望動機書も同じく。

 

 

 以上が僕の大学院受験体験記ですが、少しでもどなたかの参考になればと思います。

【ジブリ】「鈴木敏夫とジブリ展」は言葉の力を教えてくれた


 ども。今年から全休の曜日ができた糸です。

 

 昨年も作ろうと思えば作れたのですが、面白そうな講義ひとつ、ふたつのためにできなかったんですよね。

 

 そんなわけで、休みができたので以前から行きたいと思っていた「鈴木敏夫ジブリ展」に行ってきました。

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 言葉の魔法

 金沢、名古屋で開催された「魔法の言葉展」というものがありました。

 

 こちらも鈴木敏夫の言葉の数々を展示していたのですが、さらにパワーアップして東京は神田明神で開催されました。

 

 開催期間が4月20日から5月12日。神田明神境内の文化交流館EDCCOが展示会場です。

 

 さすがにこの大型10連休に行くのは自殺行為だと思い、平日に行ってきました。

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神田明神 隨神門

ジブリ展内へ

 2階の入口へ。行列はなし。意外と空いてる?と思いきや内部にはたくさんの人がいましたね。

 

 一方通行の経路が作られていて、狭いところはやっぱり混んでました。

 

 展示は魅力的なものばかりで、すべてをじっくりと見ようと思ったら1日じゃあ足りませんね。

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「言霊」という文化

 平成から令和に時代が移ったわけですが、TVで元号・日本語の特集をやっていました。すべてをきちんと見たわけではないのですが、そこでは

 

「日本では言葉の意味を大切にする。だから言霊という文化があり、元号に時代への願いをのせるのだ。」

 

というようなことをどこかのえらーい先生がおっしゃってました。

 

 時に日本人は、半紙に墨で書かれた一字を見て感動を覚えます。

 

 それが書いた人の思いが文字にのり、言霊となったということでしょう。

 

 鈴木氏はそういう仕事をしています。書道家ではありませんが、人の気持ちを文字で動かすのです。

 

 そういったことを思いました。

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鈴木氏の書いた「令和」

最後に

 ちょっと自分の書いた文章を見返しましたが、自分の気持ちを100%伝えられているかと聞かれたら全然と言ってしまうでしょう。

 

 言葉・文字で人に気持ちを伝えるというのは、アナログだろうとデジタルだろうと関係なく、この先も必要なスキルです。

 

 僕ももうちょっとマシな文章を書いて、あわよくば人の気持ちを動かすような力を身に着けたいです。

【無印】「パイン材ベッドシングル」を組み立ててみた

 

 ども。花粉で毎日瀕死の糸です。

 

 つらい…。はやく梅雨にでもなってしまえ。

 

 さて本題ですが、ベッドを買い換えました。

 

 以前使っていたものは鉄製で、底板にあたる格子の部分が歪んでしまって寝返りを打つたびにギイギイと不安をあおるような音を立てていました。

 

 そこで、4月から新生活でちょうど良いと思い、買い換えることにしました。

 

 無印好きの僕はこの際だから、ベッドも無印にしようとワクワク気分で「パイン材ベッドシングル」をネットストアでポチったのでした。

 

パイン材ベッド・シングル(2009SS)

 (マットレスは含まれていません)

 

www.muji.net

 

 

組み立て

 正方形のダンボールと細長いダンボールのふたつにわけられて届きました。

 

 正方形の方に、ヘッドボード、フットボード、床板、ワイヤー、フェルトシール。細長い方に、サイドレールが梱包されていました。

 

 基本的に組み立ては釘やねじはなく、ジョイント金具を溝に引っかけるだけなので、簡単でした。

 

 説明書には2人以上で組み立ててくださいと書かれていましたが、1人でもなんとか組み立てられました。ただ、だいぶドタバタと音を立ててしまいました。(下の階の方、ごめんなさい)

 

 よって2人以上で組み立てるのをおすすめします。

 

使用感

 3日間ぐらい寝ましたが、安定感は文句なしによいと思います。グラグラも特にありません。

 

 また、ダンボールを開封した時にも思いましたが、木の香りが結構強いです。これは好き嫌いが分かれるかと思いますが、僕は好きですね。1~2日は残り香がありました。

 

注意点

 1つ目に、床板のささくれには注意が必要です。ヘッドボードなどにはなかったのでしたが、ゆかいたにはまあまあの数あったので気をつけましょう。

 

 2つ目に、ベッドの脚の裏です。フェルトなど全くなく、木が直に床につくので、床を傷つけたくない方は、100均などでフェルトシールを買っておくと良いでしょう。

 

 

 

最後に

 僕は今回の買い換えに大満足といった感じです。

 

 もちろんニ〇リとかにはもっと安いものもありましたが、無印の製品が好きなので購入しました。

 

 まあ、購入基準なんて人それぞれなので絶対買えなんて言いませんが、買ってもそんなに損はしないと思いますよ。

 

 何はともあれこのベッドで寝まくりたいと思います。(大学行けや)

パイン材ベッド・シングル(2009SS)