【卒論】スケジューリングを完全にミスった話
ども。先日卒論発表を終え、大学生活がほとんど終了した糸です。
大変だろうなとは思っていましたが、やっぱり大変でした。
主に大変だった原因は、スケジューリングのミスですね。
ちょっとなめていたというか、「なんとかなるだろう」という慢心があったといえばありました。
これから卒論を書くこととなる方の参考もとい、反面教師となるようここに残しておこうと思います。
かなりぎりぎりのスケジューリングなので注意して下さい。笑
(筆者の卒論締め切りは1月中旬でした。)
~3年3月
4年になる前に、そもそも卒論を書くのかどうかを決めておく必要があります。
大学によっては卒論を書かなくては卒業できなかったり、ゼミに入ったら必ず卒論を書く必要がある場合がありますが、僕の大学では卒論を書かなくても単位が取れていれば卒業できますし、ゼミに入っても卒論を書かずに卒業する学生はたくさんいます。
そのへんは各自確認を。
僕の場合はゼミに入った時点で卒論を書くと心に決めていたので、迷いませんでした。なんならテーマを何にするかも考え初めていました。(おそらく一般的にはこれでも遅いぐらい)
4~5月
テーマ決めにあたって論文をいくつか読んでいたのですが、僕はここでまず失敗します。それは「読んだ論文を記録していなかったこと」です。
後々、参考文献とする論文は必要になります。それも考えずにただただ閲覧していただけと思うとかなりコイツはバカです。
全ての文献を記録する必要はないと思いますが、せめて自分が面白そうとか、興味を持ったものはメモるなり、リーディングリストに入れるなりをおすすめします。
ついでに文献の検索方法ですが、やはり大学の図書館は優秀です。また、個人的に“GoogleScalar”をおすすめします。
https://scholar.google.com/schhp?hl=en-US
僕はだいたいの論文をここで見つけ出して読んだり、Web上で読めないものはそのデータを元に図書館に行きました。
そこからテーマを決定するのですが、なるべく狭くて具体的なテーマが良いと思います。言っても卒論を書くのは我々学生です。壮大なテーマを掲げても手に負えません。
6~8月
この時期には主に仮実験を行っていました。いわば、本番のための練習です。
僕の場合、仮実験の段階ではフィールドワークだったので、回数が限られた中で行われたのですが、失敗が続きました。
この時期で実験法は完全に固めておかなくてはならなかったなぁと今更ながら反省しております。後で、エラい目に遭います。笑
まぁ、実験に失敗はつきものですから、実際にやってみなくてはわからないことはたくさんあります。手を動かして、回数を重ねることが大切です。
9~10月
さて、いよいよ本番という本実験の時期です。そして、エラい目に遭った時期です。
結論から申しますと、実験失敗。
仮実験で改善したはずの方法が上手くいかず、結局データはほぼ取れず。
これは完全になんとかなるだろうという慢心が招いた結果です。
しかし、嘆いていても卒論は終わらないので、別の方法を取ろうと考え、準備を始めました。
ここでの切り替えは良かったと思います。もうしばらくあの実験法に執着していたら終わらなかった、というか別の意味で終わっていたのかもしれません。
11~12月
別の実験法の採用を決め、本実験第二弾を始めました。
第二の方法ではかんたんにデータが集まりましたが、方法がアナログで時間がかかりました。しかも、卒論そのものの方向性も少し変えなくてはなりませんでした。
でも、それで行くしか間に合わないような状況でした。遅くとも12月には執筆を開始しなくては。
そして、なんとかデータを取り、分析を終え、執筆に移ることができました。
執筆は、「よくわかる卒論の書き方」というどストレートな本を参考に書いて行きました。
この本、卒論の書き方だけでなく、大学院入試についてや、関係各所へのお礼の仕方なども載っているのでおすすめです。
書くにあたって最も大切なことはルールを守ることです。
卒論は形式に正しく則って書けば、卒論になります。どんなに内容がしょぼくても卒論は卒論です。
1月
さあ、新年明けていよいよラストスパートというところまできました。
が、ここであることに気づきます。
「抄録と卒論発表のスライド作ってねぇ…」
抄録は卒論提出日と同じ。卒論発表はその翌日でした。
やばいと思った僕は、提出日前日に卒論を終わらせ、提出日に抄録を書き上げ、その2つを提出した後、家でスライドを作りました。
ここまで来ればもう安心。後は発表の場で恥をさらすだけです。笑
そうはいってもやはり緊張はします。小さな発表会とはいえ、人前で話すのが苦手ですし、それを乗り切ってもどんな質問が飛んでくるのかとか、不安で心臓が口からまろび出るような気分だなぁ、と雷の呼吸的考えにいたっていました。
発表当日の様子についてはまた別に書こうと思います。
最後に
怒濤の一年間でした。
出来はいまいちでしたが、そうはいっても大変な思いをしたので達成感はありました。
卒論を書く機会があるのなら、ぜひ書くとこをおすすめします。
これは、「大変な思いしたんだから、おまえらもやれ」というあれではなく、答えのわかっていないことの答えを見つけようとすることはなかなかできないことだからです。
研究や実験には時間もお金も機材も必要になります。大学を卒業してからやろうとするのは難しいことです。しかし、大学にはその環境があります。
また、卒論は自分が大学の4年間で学んだことのひとつの証になります。それがあるだけで少し誇りに思えるでしょう。
最後に反面教師としてアドバイスを、
① 教授と早めの相談
② 自ら積極的に行動
③ とにかくやってみる